シンデレラに靴を (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
それは嵐の夜だった。私立探偵のアンガスが仕事を終えて、帰宅の支度をしていたときのこと、一人の女性が現れて妙なことを尋ねた。「わたしのことをご存じですか?」全身ずぶ濡れで、ハイヒールを片方しかはいていない。気がついたら記憶を失っていて、コートのポケットにあったアンガスの名刺を頼りに、ここまでたどりついたのだという。困った女性をほうっておけないのがアンガスの性分だった。ましてや、こんなにはかなげな女性を。あくまでも依頼人の身元がわかるまでと自分に言い聞かせ、彼女を自宅に連れ帰ることにした。だが…そのときにはもう、彼はすみれ色の瞳のとりこになっていた。
愛は秘密とともに―華麗なる逃走〈3〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
メリンダはフロリダの砂浜で車を快調に飛ばしていた。今日は絶好のサーフィン日和だ。ふとバックミラーに目をやると、見慣れぬ青いセダンがぴたりと後ろをついてくる。いやな胸騒ぎがするわ。昨日送られてきた小包と、何か関係があるのかしら?次の瞬間、メリンダの車は猛スピードで追突され、海中へと押し出された。頭が痛い…このまま死んでしまうの?間一髪、彼女は、全身黒ずくめの精悍な男性に救出された。お礼より先に、意外な言葉が口をついた。「あの、私は誰?」。
内容(「MARC」データベースより)
フロリダの砂浜を車で走行中のメリンダは、後方から猛スピードで追突され、海中へと押し出されてしまう。間一髪、彼女は、全身黒ずくめの精悍な男性に救出された。お礼より先に、意外な言葉が口をついた。「あの、私は誰?」
ボスのたわむれ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
無垢な修道女から妖艶なコールガールまであらゆる役柄を演じてきた秘密捜査員マギーにも、今回の任務ばかりは難題だった。若き女性副大統領の影武者を務めなければならないのだ。作戦のパートナーは、ボスのアダム・リッジウェイ。冷静で威圧的で貴族のような雰囲気を持つこの男性に、マギーはずっと特別な思いを抱いてきた。だが、一度として興味を示されることはなかった。その彼が“副大統領の恋人”として昼も夜も行動をともにする。「この任務中、きみを抱く男はぼくだけだ」。アダムの熱い瞳に溺れそうになりながら、彼女はため息をついた。
内容(「MARC」データベースより)
無垢な修道女から妖艶なコールガールまで、あらゆる役柄を演じてきた秘密捜査員マギーにも、若き女性副大統領の影武者という今回の任務は難題だった。作戦のパートナーは、ずっと特別な思いを抱いてきたボスのアダムだ。
エデンに背いて―闇の使徒たち〈11〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ウエイトレスとして働くブルックはある雪の夜、店の外に突然現れた黒ずくめの男性にどきりとした。もう閉店間際で店には誰もいない。不安を感じたブルックはドアの鍵をかけようとしたが、ガラス越しに男性と目が合って手をとめた。孤独に満ちた眼差し。まるで置き去りにされた子供のようだわ。彼は唇についた粉雪を、確かめるように舌で味わっていた。大人の男性が雪をなめたりするかしら?この人は何者なの?彼を店に招き入れた瞬間、ブルックは後悔した。麝香の香りをまとった“海賊”が静かに彼女を見下ろしていた。
内容(「MARC」データベースより)
ウェイトレスとして働くブルックはある雪の夜、店の外に現れた黒づくめの男性にどきりとした。孤独に満ちた眼差しの彼を店に招き入れた瞬間、ブルックは後悔した。麝香の香りをまとった「海賊」が静かに彼女を見下ろしていた。
さまよえる相続人 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
アンナは七年もの間、逃亡を続けていた。身分を伏せ、偽名を使い、住居も転々と替えて。すべては、タラント家唯一の相続人である彼女を亡き者にして、一族の財産を乗っ取ろうとしている継父の魔手から逃れるためだ。恋人も友人もないアンナの孤独な日々を支えてくれたのは、子供のころからずっと夢に現れる謎の男性だった。なぜか“彼”とは、見えない絆で強く結ばれているとわかる。ある晩、ひとけのない路上でふと注意を怠ったアンナは、背後から何者かに襲いかかられた。死にたくない…。アンナは薄れる意識の中で、“彼”に強く助けを求めていた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブランド,フィオナ
作家としてデビューする前は、八年間ニュージーランド林野局に勤務していた。現在は二人の息子とともに、亜熱帯にある釣りやダイビングの楽園、ベイ・オブ・アイランズに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
シークの口づけ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
広い砂漠でたった一人。ダラは途方に暮れた。乗っていた飛行機が墜落し、彼女だけが助かったのだ。なんとかして集落までたどり着かなければ…。気がつくと、彼女はたくましい腕に抱かれていた。短剣のように鋭い瞳の男性がこちらを見すえている。エキゾチックな風貌、白いローブ、装飾を施した半月刀。前に映画で観たシーンにそっくりだ。たしか砂漠の貴公子が女性をさらい、豪奢なハーレムへと…。ふと目を上げると、贅沢な造りのテントが見えてきた。まさか!?動揺を隠せないダラにシークは告げた。「あらがっても無駄だ。きみはぼくの愛人だと、みなに思われる」。
内容(「MARC」データベースより)
乗っていた飛行機が墜落し、砂漠でひとりだけ助かったダラは、気がつくとたくましい腕に抱かれていた。こちらを見すえる男性は、エキゾチックな風貌、白いローブ、装飾を施した半月刀。前に映画で観たシーンにそっくりだ…。
呪われたウエディング―狼たちの休息〈11〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“マンダ・マンローの呪い”は、終わっていなかった。すべて、私のせいだわ。マンダはショックに打ちのめされた。彼女の最初の婚約者は事故死し、二人目の婚約者は殺害された。やはり私は一生、恋愛も結婚も望んではいけなかったのだ。デートを楽しんだだけで、またその相手が病気で倒れるなんて。妹の身に連続して起こる不幸の原因に疑問を抱いた兄のペリーは、親友のボディガード、ハンターにある依頼をした。マンダは十七年ぶりに再会した初恋の人―ハンターを前に激しく動揺していた。悪い予感がする。だが、彼は平然と言った。「僕が三人目の婚約者だ。君を呪いから解放するためのね」。
内容(「MARC」データベースより)
愛する人が次々と消えていく-。妹マンダに連続して起こる不幸に疑問を持った兄は、ボディガードのハンターにある依頼をした。17年ぶりに再会した初恋の人・ハンターに動揺するマンダに彼は言った。「僕が3人目の婚約者だ」
吹雪のファンタジー―クリスマスは大騒ぎ〈1〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
雪に覆われたクリスマス城で、サンタが彼女にキスをした…。クリスマスも近い吹雪の晩、タクシー運転手のニッキは空港からひとりの少女を乗せた。目的地は、童話作家ジョナサン・スリートが住む“クリスマス城”だ。彼の娘だという少女とともにたどり着いた屋敷は、深閑としていて出迎える者もいなかった。嬉々とした少女の話とはずいぶん違う雰囲気に不安を感じ、ニッキは一緒にジョナサンを待つことにした。吹雪のせいで照明がすべて消え、再び明るくなったとき、生気を失ったような全身に悲しみを漂わせた男が立っていた。喜ぶ少女を見て彼は言った。「君は…誰だい?」娘を無視するなんて!ニッキは猛然と抗議した。またも明かりが消え、次の瞬間、彼がニッキにキスをした。どういうこと?闇の中で彼女のパンチが飛んだ。
招かれざるナイト (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
フロリダ沖をしばしば襲うハリケーンさながら、デイビッド・デネムはいつもアレックスの人生をかき乱す。海洋冒険家デイビッドとの短い結婚生活が破綻して一年―リゾート地で働くアレックスの傷心はようやく癒えつつあった。海を見るたび彼の瞳を思って恋しくなるものの、美しい島でのおだやかな日々は何物にも代えがたい。ある日、アレックスは浜で女性の死体を発見する。ところがその直後、死体は忽然と姿を消し、時を同じくしてデイビッドがリゾートの客として現れた。なぜ今になって?まさか、彼はあの死体と関係が?彼の不可解な登場に、アレックスの心は乱れた。
内容(「MARC」データベースより)
海洋冒険家デイビットと別れて1年。リゾート地で働くアレックスの傷心はようやく癒えつつあった。ある日、彼女は浜で女性の死体を発見。しかしその直後死体は忽然と姿を消し、なぜかデイビットがリゾートの客として現れた…。
妻が二人? (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
三年前、ジャックの妻は意気揚々と出かけていった。南アメリカの原住民の調査に目を輝かすカサンドラを、ジャックは引きとめることができなかった。不安が的中したように、行方不明の知らせが届いた。やがて、それが絶望の宣告になって伝えられた。あきらめきれない思いに包まれながら、ジャックは職を変え、住む場所を変えた。その後、支えてくれる人たちとの出会いがあり、特別世話になった人の娘と婚約し、結婚式の日を迎えた。盛大な式が終わって、披露宴のまっただなか、ジャックが目を向けた先に…カサンドラがいた!信じられないことに、彼女は自分をジャックの妹だと言い、彼が真実を口に出せないでいるうちに、花嫁は義妹を屋敷内のゲストハウスに泊めると言い出した。妻が二人。ジャックは混乱状態に陥った。